2017年4月8日土曜日

UbuntuでUnityが廃止されGNOMEが復活

Ubuntu 18.04 LTSでは、GNOMEが標準のデスクトップ環境に
Ubuntuに標準で搭載されるデスクトップ環境が、UnityからGNOMEに戻る。Ubuntuと言えども、ひとつのディストリビューションのために、デスクトップ環境を開発し続けるのが難しくなったのだと思う。GNOME時代のUbuntuはお世話になっていたので、少し懐かしい気持ちになる。

Unity廃止の背景には、モバイルデバイス分野でのUbuntuの撤退があるらしい。モバイル分野からの撤退に伴い、モバイル向けに開発されていたUnity 8の開発も中止。更に、Unity 7はすでにメンテナンスモードとなっているため、Unity 8の開発中止ということは、Unity自体の開発中止となるとのこと。

最近は、ディスプレイサーバーのX11からの切り替えが進められており、「Ubuntuは独自にMirを開発、GNOMEなどはWaylandを採用」のように、デスクトップ環境周りの開発がゴタゴタしていた。

GNOMEユーザーとしては、Ubuntuでの採用により、GNOMEの開発が活発になってくれればと思う一方で、GNOMEが変にUbuntu色に染まっていってしまわないかという懸念も感じてしまう。

GNOMEが搭載される、LTS版 Ubuntuのリリースは18.04 LTSからなので、本格的にUbuntu/GNOMEユーザーが増えるのはまだ先になりそう。今後、Unity嫌いでUbuntuを離れていたユーザーがUbuntuに戻ったり、UbuntuでGNOMEに慣れたユーザーが、GNOMEを標準搭載しているUbuntu以外のディストリビューション(Fedoraなど)に、移ったりするようになると思う。


UbuntuのUnity廃止とGNOME復活の関連記事
UbuntuのUnity廃止とGNOMEへの回帰についての記事を、まとめておく。


参考:
[1]Growing Ubuntu for cloud and IoT, rather than phone and convergence | Ubuntu Insights

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